「とり」という名のインコ

今まで沢山ペットを飼ってきましたが、数ではセキセイインコが一番多かったです。
どの子がどの経緯で我が家にやってきたのかはっきり覚えていませんが、確かはじめは2羽のつがいから始まったと思います。

そのうち何羽かは、いわゆる「手乗り」として育てました。
羽が生えるちょっと前から親鳥から引き離し、専用のすり鉢で餌を擦って食べやすくしてから小さなスプーンで1日数回餌やりをしました。
いつも使っているスプーンの色が黄色だったら、その子は黄色い物を見るたびに<エサをちょうだい>という風に鳴きます。
たとえそれが壁や椅子の脚だとしてもです。
それが面白くていろんな物で試してみましたが、結果は100%、鳴きます。

ある日、なぜそういった名前にしたのか忘れましたが、
「とり」と名付けた白いインコが手乗りとして我が家で暮らしていました。
部屋の中に置いてある鳥かごの入口はいつもオープン状態。好きな時に出てきて部屋の中を飛び回り、好きな時に帰っていきます。

風来坊の様なとても気ままなペットでした。ペットタクシー

ところが、とっても可愛いその「とり」ちゃんが、
一つだけ困ったことをしてくれるのです。
それは夏など暑い日に、
素足のまま部屋の中でくつろいでいると、
かごの中から私の足をめがけてまっしぐらに出てくるのです。
そして素早く足に止まったかと思うと、次に私のすね毛で毛づくろいを始めるのです。
どうやら口の中ですね毛を丸めているようです。
そしてある程度丸まったかと思いきや、いきなりキュッっと抜くのです。
それが痛いのなんのって。
痛いけれども可愛いから我慢し続けた私でした。